日展会員賞
尾西正成
会員
珊瑚枝枝
70×230
作家のことば
王選手がホームランを打った翌日はみんな一本足打法のマネをしていました。そんな頃の気分が抜けず、未だ憧れてはマネする始末。宋人のかっこよい書跡に憧れたのが今回の創作の最初。満々とした気分や冴え、大胆な構成に憧れましたが、似ても似つかないものに。これも生来の愚図と諦め、「精一杯」を目標に書き終えました。
〈釈文〉
僧問巴陵 如何是吹毛劍
陵云 珊瑚枝枝撐著月