第五科 書

鈴木立齋すずき りっさい

準会員

王陽明語他

5.5×5.5   6.5×6.5

作家のことば

  上の白文印は、中国湖北省雲夢睡虎地の秦墓から出土した、簡牘文字の篆書の筆意を残しながら、隷書へ変化していく造形性に魅了され刻しました。下の朱文印は、秦漢時代の簡牘の封緘として使用された封泥の風を取り入れた作風を追求しました。款拓、落款を付し、朱・白・黒色のバランスを考慮して全体をまとめてみました。