第五科 書

特選

時崎五鳳ときざき ごほう

李商陰詩

作家のことば

 多字数の作品のため、文字の大小、行ごとの変化を考えて作品づくりを行いました。特に三行目には少し大きめの文字を入れ、作品としての効果を狙いましたが、思うような表現に至ることが出来ませんでした。改めて古典を勉強し、現代感覚を取り入れた作品作りが出来ればと考えております。

〈釈文〉
歛笑凝眸意欲歌 高雲不動碧嵯峨
銅臺罷望歸何處 玉輦忘還事幾多
靑家路邊南鴈盡 細腰宮裏北人過
此聲腸斷非今日 香燈殘奈爾何
(以下略)