第五科 書

特選

西村大輔にしむら だいすけ

微風

作家のことば

 制作意図としては、「漢字と仮名の自然な調和」と「作品から発する爽やかな印象」を求めました。漢字は王羲之の「集字聖教序」を基とし、仮名はより平明で柔らかな字形を心掛けました。詩文は自作のことば(散文)で、地元京都の奥座敷「貴船」に涼をもとめて散策した際の夏の印象をつづりました。

〈釈文〉
夏の貴船に微風が通り心爽やか