第一科 日本画

中村賢次なかむら けんじ

会員・審査員

再生の炎

179×221

作家のことば

 寒さも和らぎ春になると阿蘇山一帯で野焼きが行われます。今では春の風物となっている阿蘇の野焼きは千年以上前の平安時代から土壌再生のために脈々と続けられています。いざ近づいてみるとそこには強烈な熱風と草の燃える音と匂いが渦巻いていて圧倒され、その「気」を描きたいと思いました。