第一科 日本画

中出信昭なかで のぶあき

会員

行方

164×220

作家のことば

 北から南へ、また北へと戻る渡り鳥の群を描いた。渡りは主に夜行われ星空の中を飛び、朝日が昇る頃には地上に舞い降りる。
 地球を住処とする鳥達には国境が無いようだ。星空と朝日の間には墨によるたらし込みを試みた。
 琳派へのリスペクトと日本画の空間の表現を試みた。