第一科 日本画

佐々木淳一ささき じゅんいち

会員

雨あがる

178×221

作家のことば

 紫陽花を下から覗いてみると傘の中に入ったような感覚になった。外側とは違い内側には太い茎細い茎と、地面から養分を吸い上げる茎が血管のようで面白い。また晴れていれば逆光気味なシルエットに見え、曇っていれば光が回り込み傘の中が優しい色に包まれる。そんな内側の面白い世界を描いてみた。