第一科 日本画

安田敦夫やすだ あつお

会員

青龍

179×222

作家のことば

 美術館のテラスから見える庭の簡潔な美しさに魅かれました。
 私にはグネグネと屈曲しながら美術館を縁取る生垣が、「青龍」と重なって見えました。西洋ではドラゴンは宝物や美女を守っているものであり、東洋では青龍は東面を守り、龍神は水を司ります。
 本作は現在の私にとっての「龍図」です。