第一科 日本画

辻野宗一つじの そういち

準会員

野のしらべ

168×227

作家のことば

 山裾に広がる野の風景にひかれて描きました。太古より作り上げられた地の造形は、自然の営みの中で変容しながらも時間を超えた存在感をもって風景の後ろにあるような気がします。田や木や、それぞれの造形が、それぞれに必要な的確な位置で存在し話し始める姿を表現できればと思いました。