城野奈英子
特選
刻廻る
227×182
受賞理由
ひまわりという誰もが描くモチーフを、作者の思い入れのある様々な植物と共に効果的に配置し、金属箔を使った斬新な構図と洗練された色彩感覚で、美しく造形的な作品にしている。
作家のことば
時を経てますます輝きを深める古代中世美術に心惹かれ、西洋のフレスコ画やインド、法隆寺の壁画など、時代や国を越える美を追い求めています。身近な植物の生命力を重ね憧れの世界と融合させたいと表現を模索しています。
ヒマワリが新たな生命へと繫いでいく美しさに、命が廻っていく力強さを描きたいと思いました。