第二科 洋画

難波 滋なんば しげる

監事・審査員

逍遙・陽炎

F130

作家のことば

 早朝の庭の蓮池に、古代蓮が咲く。わずか二、三日の命だが、強い日差しの中での華は美しい。
 昼近くなると池の周りに陽炎がたち、より美しく見える。
 人の心模様も同じかも知れない。わずかな、美しい時に……。