第二科 洋画

竹留一夫たけどめ かずお

会員

山村秋色

F100

作家のことば

 秋というと、激しく燃えたつ紅葉の世界を思い浮かべます。
 まさに秋の極致ですね。
 しかし、秋風がたちはじめた頃、緑深かった山野の樹々が、それぞれの個性を遠慮がちに見せはじめ、やわらかい色彩のハーモニーを織りはじめます。
 その頃の山村のたたずまいも、捨て難い味わいがあります。