第二科 洋画

三原捷宏みはら かつひろ

会員・審査員

海景・晩夏

F130

作家のことば

 山陰と瀬戸内の海を描いて久しい。季節の変わり目、夏の終わりの山陰の海が好きでよく写生に出かける。台風などの影響で海が荒れた後の岩場の波が作り出す造形美に心奪われる。夏の海から、陰りを帯びた光と色への変化も嬉しい。これからも、四季折々の海の表情を、自然への憧憬と畏怖の念を大切に描き続けたい。