第二科 洋画

天野富美男あまの ふみお

会員

青年・祭

F130

作家のことば

 コロナ禍のために自粛が続いていた秋祭りが三年ぶりにおこなわれる。夜ともなれば、町々から練習をする力強い太鼓の音も聞こえだした。この日を待ちこがれた若い衆の叫ぶ声が聞こえる。
 「祭りや! 祭りや祭りや!」