第二科 洋画

菊池元男きくち もとお

会員

網の譜

F130

作家のことば

 漁を終え倉庫の前に干された様々な色の魚網、目をこらして見ると網は幾重にも重なり合い、美しい色のハーモニーを奏でている。時折吹く磯風に網がなびき、より複雑な色彩を生み出している。時を忘れしばし磯風に身を委ねている自分がいる。