第二科 洋画

福島隆壽ふくしま たかとし

会員

卒齢・自省・自讃

F120

作家のことば

 作者、卒齢に突入、疑いもなく高齢者を自覚する。この状況でこそ看える世界・座標が与えられた。当面する課題は「老醜」である。醜は美の対面に在る典型である。その姿を造型化する作業は、歴史の中で繰り返された重い作業である。作者に残された時間は少ない。挑戦すべき課題は無限に残されている。