第二科 洋画

二宮弘一にのみや こういち

無鑑査

馬頭骨のある静物

F100

作家のことば

 卓上には馬頭骨、時計。椅子には木造人形。小さな台にはコーヒーミルをセットし、階段状に置き、逆光の中に据える。全体がなるべく一塊のシルエットになるようにテーブルと椅子に布をかぶせる。モチーフはそれぞれ壊れておりアンティークである。静かなたたずまいの中に少しでも動きをと思い、人形には筆を持たせた。