宮瀬富之
理事・審査員
風薫る
菜の花畑でのコンサート
100×100×70
作家のことば
厳冬‼ 凍てつく寒風の朝、菜の花の芽が顔を出す。やっと春が訪れたのか? レモンとクローム色を混ぜた天然(しぜん)の美しさ、そこには柔らかい優しさと芯の強さがいっぱい溢れ出ている。かの花の事を文豪、司馬遼太郎氏も同じ思いだったのでは? 御自身の命日は「菜の花忌」とされた。世界の平穏を祈りながら、作品にしてみたかった。