第三科 彫刻

酒井 華さかい はな

特選

ルームウェア

156×63×64

受賞理由

 ゆったりとしたルームウエアを身に着けて、緊張から解放された瞬間を表わした作品からは、日常に忙殺される現代人を癒したいという思いも伝わってくる。柔らかいクッションや衣服の質感表現などの優れた技術が評価された。

作家のことば

 家に帰り、部屋着に着替えた時のように毎日をゆったりと過ごしたい。普段、私達は毎日忙しい現代社会を過ごしている。充実した毎日を過ごしストレスを発散させるには、休む時間をなおさら大切にすべきだと感じる。部屋でくつろぐための衣服であるルームウェアを着用し、枕の上に立ち、限られた時間を過ごす人物像を制作した。