第四科 工芸美術

木下五郎きのした ごろう

会員

羅盈 ―想―

150×150

作家のことば

 絶え間なく変動する大地の胎内は、絶声と渇望がせめぎ合い、天壌無窮に羅なる「座する形」と「視えざる象(かたち)」は緻密に織りなす奇跡を寿ぎ、相即の生命に盈ちてゆく。
 素材に銅・アルミ・金箔等を用い、鍛金技法で形成し、金属特有のサビ出し着色を施して絵画的に表現した。