第四科 工芸美術

月岡裕二つきおか ゆうじ

会員

截金彩箔 「帰巣」

97×130

作家のことば

 羽根を鳥に見立てて、構成しています。
 西の空は夕焼けに染まりはじめました。雌雄一番(つがい)の鳥達が、巣に鳥の子達が待っているのか、大空の中を急いで帰巣して行きます。雌の愛の方が強いのか、先に飛んで行きます。
 二羽とも早く巣に帰れますようにと、私は空を見上げています。