谷口勇三
会員
臨界譜 - 「非語」
98×50×15
作家のことば
昨今の興味は臨界である。どこまでが海で、どこから陸なのか、夕から夜へ、どこから夜になったのか、その交わる「微妙」「曖昧」「狭間」「重複」が決めない決められない、そんなところが非時代的だが、私にとっては可能性と見る。
作品は右半分は本焼用下絵具だけのドローイング、左半分は土と釉薬を活かした造形、その臨界を金箔でつなげている。