第四科 工芸美術

川口 満かわぐち みつる

準会員・審査員

記憶・浮遊・創造

83×35×21

作家のことば

 記憶の積層は知識になりエネルギーとなり立体を創造する。記憶は三角となり浮遊し出番を待つ様を表現した。
〈エピソード〉記憶はふとした瞬間に甦り心の中で浮遊する。今は消滅が多いので苦労するが、懐メロを聴くと蘇る。
〈鑑賞のポイント〉漆の黒艶朱色、多様な表現の漆、金属との相性の良さ、浮遊する銀の配置を観てください。