第四科 工芸美術

本間秀昭ほんま ひであき

準会員・審査員

残像 ― 波

43×80×28

作家のことば

 竹芸は本来、素材の竹を材料加工し、各種の編組技法を用いて形造るのが一般的です。今回はその編組技法を省略した構成で制作しました。
 細めの黒竹をくの字形に細工した二十六本のパーツを使用。パーツを少しずつずらし、残像のように見える波のうねりと波しぶきを躍動的に表現しました。