第四科 工芸美術

山﨑 豊やまざき ゆたか

無鑑査

雪の音

36×44×22

作家のことば

 1月の終り晴天の穏やかな日でした。空を見上げると雪がちらほらと舞い始めました。ゆったりと時間をかけて舞う様はまるで、静かな空間に優しい音が伝わるように感じました。磁器土に近い土を、手捻りの技法により、フォルムを成形し、亜鉛華結晶釉をベースに、2種類の色釉を掛け分け、自分が感じた世界をどこまで表現できるか挑戦しました。