第四科 工芸美術

小割哲也こわり てつや

特選

遙跡

65×65×26

受賞理由

 張りのある力強いフォルムの中に、建築構造物を思わせる造形が施されている。緑釉の流れや、濃淡の相乗効果により、朽ちていく様子や時間の経過が上手く表現されている。迫力のある作品である。

作家のことば

 建築の構造体をモチーフに造形を施し、その朽ちていく様で時間の経過を表現している。
 また、たっぷりと掛けた緑釉の流れは、表面の凹凸により変化し、濃淡を作り出すことで表現を強調させている。