第五科 書

黒田賢一くろだ けんいち

副理事長

寒き夕べ

72×228

作家のことば

 躍動する線、厳しくも軽快、かつ重厚なるものが紙面に表出されることを意識し、スッキリとした白が冬の澄んだ空気感を生み出してくれることを願い書作した。

〈釈文〉葦辺行く鴨の羽がひに霜降りて
寒き夕へは大和し思ほゆ