第五科 書

森田彦七もりた ひこしち

会員

王岱語

91×172

作家のことば

 古希を過ぎた今、一度金文に挑戦したく文字調べに時間をかけました。そしていつものように原稿をこしらえ、本紙に書きました。
 常に大胆さ、迫力、筆勢を大切にしながらもてる力を発揮したつもりですが、そこはご覧のように力不足の作品となりました。ただ、金文独特の味と、これを筆で表現するおもしろさは心に残りました。

〈釈文〉鳥衟雪封無跡 幽人任意弧攀