第五科 書

前島泉洲まえじま せんしゅう

会員

虫の音

70×175

〈釈文〉いまよりは千草は植ゑじきりぎりす
汝が鳴く声を聞けば悲しき
秋の野に誰れ聞けとてか夜もすがら
声ふりたてゝ鈴虫の鳴く