第五科 書

福光幽石ふくみつ ゆうせき

会員

雍陶詩

226×70

作家のことば

 書作のテーマはいつも迫力・流れ・行間の美です。それらは相互に交じり合いますが、黒の力と白の力がせめぎあい緊張が生まれる行間にはとても気を配ります。
 草書体による作品ですが、選んだ詩はその字面からいつもより連綿を多くするものになりました。

〈釈文〉密葉四時同一色 高枝千歳對孤峯
此中疑有精靈在 爲見盤根似臥龍