第五科 書

田中徹夫たなか てつお

会員・審査員

さくら

72×230

作家のことば

 新古今和歌集より春の歌を選び、横一首に展開しました。
 書き込むにつけマンネリ化や線が固くなることに気をつけ、遅速や筆圧の強弱を考え大胆に迫力ある作品をと思い書作いたしました。

〈釈文〉吉野川岸のやまぶき笑きにけり
嶺のさくらは散りはてぬらむ