第五科 書

永守蒼穹ながもり そうきゅう

会員

松尾芭蕉の句

136×134

作家のことば

 漢字とかなの調和法についてリズムで統一するは、この分野の第一人者金子鷗亭先生だが、最近二者の折り合い次第では独自の構図や余白が生まれるのではないかと考えている。
 ただ今回は無心に一気に書いた。線が息づき、濃淡が活き、明るく元気さが伝わる作であればと願う。

〈釈文〉海くれて鴨のこゑほのかに白し