第五科 書

柳 濤雪やなぎ とうせつ

会員

賞花釣魚

6.9×6.9

作家のことば

 このところ金文の朱文の作品を制作することが多くなっている。自分で意識していることでもないのだが、いつのまにか朱文の印稿作りが始まっている。素朴で重量感あふれる文字に辺縁を付ける構成が好きなのかもしれない。今回展も朱文である。「賞」の字が「商」と同源であるということで、「商」の字を使った表現で纏めてみました。