第五科 書

岩田海道いわた かいどう

準会員・審査員

70×225

作家のことば

 三跡から始まる和様は、情趣に従う叙情性と晦渋さのない澄明温雅な線であり、そして日本人の感性が築き上げた古筆の世界へと続く。日本の文化芸術に潜む心の美とは何か。日本人たるが故に感性の発露から来る流れのある作品を書きたいと願った。

〈釈文〉鹿脊之山樹立矣繁三朝不去寸鳴響為鸎之音
數々丹不思人叵雖有蹔文吾者忘枝沼鴨