第五科 書

笠原聖雲かさはら せいうん

準会員

荘子語

7.5×7.5

作家のことば

 甲骨文字三字を大印で表現することは難しい。古くから「甲骨文編」があるが、文字数や各々の字形にも限界があり、字句も限定されてしまう。新鮮な作品にしたいとの思いから、新出の資料を求め、近年出土の文字に拠って試行錯誤を重ねた。特に「鳥」字の章法には腐心した。