第五科 書

真鍋井蛙まなべ せいあ

無鑑査

逍遙游

11.5×5

作家のことば

 「逍遙游」の印文はシンニョウが続きますので畳点を使用してみました。これは作品が窮屈になるのを避けると共に、畳点の「=」が游のサンズイと呼応して印にリズムが出てくると思ったからです。かつ、線質はあくまでも強く、辺縁をやや太くかつ変化させ、古雅な表現にも挑戦してみました。