第一科 日本画

髙増暁子たかます あきこ

会員

大坪の里

130×162

作家のことば

 大坪の里は、千葉内房に位置する小さな部落、酪農と稲作を通して暮らしある景色は、四十数年前移住して来た私の目には多くの絵の画題となりました。時は経過し世の中のめまぐるしい変化がおしよせ、この里にも列外ではありません。酪農は成立しなくなり、今年は牛の姿が消えてしまいました。自慢して来た大坪の里を思いながらの制作です。