第一科 日本画

竹内昌二たけうち しょうじ

特選

舟屋

177×227

受賞理由

 黒一色で描かれたかに見える舟屋は、仔細に観ると重厚な絵肌と複雑な色彩で繊細に描写されており、そのことが銀箔の海をより印象深い広がりとして見せている。高い描写力と大胆な構成力を感じさせる力作である。

作家のことば

 この風景は、京都府与謝郡伊根町にある舟屋の中から見た風景です。
 朝日が水面を照らし、輝いた様子が美しく、銀箔や金箔を使い表現しました。また、舟屋に差し込む光も大事に描きました。